日本クラフト協会会員の作品展が5日から、倉敷市中央の加計美術館で始まりました。
この作品展は民芸品や工芸品が持つデザイン性の魅力を多くの人に知ってもらおうと、日本クラフト協会が去年から加計美術館で開いているものです。
会場には、協会に加盟しているプロの作家34人の金属やガラス、漆などのクラフト作品、およそ100点が展示されています。
山口県出身のテキスタイルアート作家、公文知洋子さんによる裂織作品です。
裂織とは東北地方発祥の技法で、着古した服を裂いて細い帯状にし、経糸と組み合わせて織ったものです。
この作品は古い蚊帳や漁で使う網の風合いを活かした織物が作り出す影も合わせて鑑賞する“シャドーアート”と呼ばれるものです。
この他にも、素材による発想の違いの面白さや、作り手の思いが伝わる個性豊かな作品を楽しむことができます。
「日本クラフト協会会員作品展」は、10月27日まで、倉敷市中央の加計美術館で開かれています。
なお、19日には漆芸家を講師に招き、和漆の色絵付けを体験できるワークショップが行われます。




