2015年の鬼怒川の氾濫で被害を受け、防災に向けた取り組みを進めている茨城県の町内会が去年豪雨災害を受けた倉敷市真備町で講演を行い個人で防災行動計画を作ることの重要性を話しました。
講演には茨城県常総市の根新田町内会の須賀英雄さんが講演を行いました。
須賀さんは鬼怒川の災害を教訓に災害から1年後に個人で防災行動をまとめる「マイ・タイムライン」を進めてきたことを話しました。
「マイ・タイムライン」は警戒レベルなどに応じて自分の取るべき行動をチェックリストとしてまとめるものです。
須賀さんはマイ・タイムラインを設定することで落ち着いた避難の判断や行動に役に立つと話しました。
そのほか根新田町内会では携帯電話のショートメッセージ機能を使って川の水位や道路情報などを町内に一斉に発信を行うシステムを災害前に導入していて高い効果が得られたことを伝えていました。
この講演会は国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所がマイ・タイムラインを真備町でも導入し避難行動に役立ててもらおうと開きました。
河川事務所では今後小学校などでマイ・タイムライン作りの講演を行うなどして推進していきたい考えです。




