去年5月、日本遺産に登録された倉敷市の北前船の寄港地、下津井地区の歴史と文化をテーマにした企画展が、児島市民交流センターで開かれています。
北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて、北海産の物資を、日本海を渡って瀬戸内や大阪に運び、海運と商取引を同時に営んでいた船のことです。
倉敷市内では下津井地区と玉島地区が寄港地となっていました。
どちらの地域も綿の栽培が盛んで、その肥料となる、北前船が運ぶニシン粕の全国でも有数な需要地でした。
会場には北前船で栄えた港町の文化が分かる貴重な資料をはじめ、明治から昭和にかけて下津井地区で撮影された写真のパネルなど600点以上が展示されています。
「北前船寄港地下津井湊の歴史と文化」は今月26日まで、倉敷市児島味野の児島市民交流センターで開かれています。




