小田川付け替え工事で姿を消す戦国時代の山城「南山城跡」の発掘調査がほぼ終了し、最後の現地説明会が行われました。
説明会には、市内外からおよそ160人が参加しました。
南山城跡は高梁川と小田川の合流点にある標高70mほどの山にあり、戦国時代に築城されたとされています。
岡山県古代吉備文化財センターが、平成29年4月から発掘調査を進め、今回、城の全容が明らかになりました。
防御のための土塁や竪掘が山頂を取り囲むように配置され、敵の侵入を防ぐための様々な工夫がこらされています。
このことから、山城のあるこの場所が戦国時代の人々にとってかなり重要な場所だったと推測されます。
また、山頂の建物跡には、建て替えた痕跡がないことから、短期間した使用されていない城だと考えられるとのことです。
南山城跡は小田川の付け替え事業により、10月末の調査終了後には山ごと崩されることになっています。
現地説明会は、8日(日)にも行われる予定です。




