音楽のまちづくりを成功させているドイツ・ヴッパータール市にこの春派遣された倉敷市内の学生2人が主催者に視察報告を行いました。
報告会は、この派遣を企画した倉敷市内の音楽振興団体「くらしきコンサート」の事務所で行われました。ドイツ西部の街、ヴッパータール市に派遣されたのは県立倉敷天城高校1年生の岡田真実子さんと倉敷市立東中学校の長尾 賢君です。2人は3月に3泊5日の日程でヴッパータール市のオーケストラ楽団や市長などを訪問しました。報告では、オーケストラを指揮する日本人指揮者 上岡敏之(かみおかとしゆき)さんから学んだ「日本とドイツの音楽観の違い」やホームステイ先で予想以上の親睦が深められたことなどが伝えられ、盛り上がりました。帰国した2人は 日本での音楽の存在がドイツと比べまだ身近でないと感じ何が必要かも考えたそうです。また、主催者は今回の派遣に手ごたえを感じていました。ドイツ・ヴッパータールの市民オーケストラは10月16日、今度は倉敷に訪れ、コンサートを開くことになっています。また、そのコンサートを前に倉敷ケーブルテレビでは派遣された2人の学生やオーケストラのメンバーなどを交えた特別番組を予定しています。




