大雨や地震による土砂災害に備えて、ショベルカーなどの重機を使った災害対応訓練が総社市で行われました。
この訓練は土砂災害に対応するため、総社市消防本部、消防団、総社市と防災に関する連携協定を結んでいる総社市建設業協同組合からおよそ40人が参加し、合同で開きました。訓練は、土砂の流出で寸断された道路の復旧を想定しました。3トン以上の大型のショベルカーを使ったおよそ1トンの土嚢づくりやクレーン車での土嚢移動、流れ着いた岩や倒れた木材の撤去を実際に行います。重機の使用について建設業協同組合のメンバーが指導役となり、機器操作や安全対策など実際に重機を動かして技術習得を目指しました。消防職員や消防団員は重機のレバーを動かしながら操作のコツなどを学んでいました。重機を操作するには資格が必要です。総社市消防本部によるとクレーン車の操作資格を持った消防職員は多くいますが、ショベルカーについては資格を持った職員がほとんどおらず、今後も訓練を重ねていき重機の操作資格取得を進めていく方針です。




