「総社防災シンポジウム」が総社市の山手公民館で開かれました。
このシンポジウムは、去年の西日本豪雨災害を教訓に、安心・安全な地域を創るためのヒントにしてもらおうと、「西郡地区の絆を推進する会」が主催して開きました。
基調講演には減災の専門家や、AMDAの理事など3人が招かれました。
この内、豪雨災害発生時、集落がほぼ水没したうえ、アルミ工場の爆発があったにも関わらず、およそ350人の住民全員が無事だった、下原地区の自主防災組織の代表川田一馬さんは避難訓練の大切さについて話しました。
下原地区では、東日本大震災をきっかけに、2012年に自主防災組織を設立。
高台の広場など3カ所を避難場所に決め、毎年訓練を行ってきました。
洪水や地震など3年ごとに想定を変え、夜間や雨が降る日も実施。
訓練では配慮が必要な住民の避難を想定し、車いすも使ったということです。
川田さんは訓練のための訓練にならないよう、本気で取り組むことが、実際の避難行動に繋がると、会場に訪れたおよそ200人に呼びかけました。
シンポジウムでは、基調講演の登壇者と、総社市内の自治会長などを交えてのパネルディスカッションも行われました。




