倉敷市の組み木作家小黒三郎さんが今月20日から始まる個展を最後に、故郷の神奈川県に帰ります。
作品展のタイトルは、「ありがとうくらしき」。
小黒三郎さん、83歳。
ネジやクギを使わない小黒さんの組み木作品は、日本だけでなく、世界中の幅広い年齢層に愛されています。
多摩美術大学の油絵学科を卒業した小黒さんが組み木作品を作るきっかけとなったのは、30代に勤めていた盲学校でした。
目の見えない子どもたちにも触って楽しんでほしいと考えたのが始まりです。
そして、40歳の頃、画家・セザンヌに魅せられて学生時代に何度も訪れた大原美術館のある倉敷に移住しました。
小黒さんは楽しみながら作品を作ってきました。
自分の作品で遊ぶ人たちの反応が、その原動力になっています。
【インタビュー】
・組み木作家 小黒三郎さん
人生の半分を倉敷で過ごした小黒さん。
年齢的なことなどから、小黒さんは今回が最後の作品展と決め、来月中旬、神奈川県に帰ります。
【インタビュー】
・組み木作家 小黒三郎さん
小黒さんの最後の個展「ありがとうくらしき」は、今月20日から28日まで、美観地区の日本郷土玩具館「玩具館のくら」で開かれます。♯




