日本画の公募展春の院展が、倉敷市立美術館で開かれています。
今年で74回目を迎える春の院展は、全国から集まった779点の日本画の内、
厳選された104点を展示しています。
毎年春と秋に開かれる院展ですが、春の院展は、メッセージをコンパクトに凝縮した作品や作家のふだんの画風と違った挑戦作が多く集まるそうです。
今年の最高賞である日本美術院春季展賞を獲得したのは、東京都の西岡(にしおか)悠(ゆう)妃(ひ)さんの作品「祈りの時」です。
女性の静かな表情を横顔で表現しているところが印象的で、 祈っている姿の神々しさが絵にあらわれています。
また、岡山県出身の画家の作品も3点展示されています。
会場には多くの人が鑑賞に訪れ、日本画の美しい色遣いを堪能していました。
春の院展は今月7日までで、6日には日本美術院同人(どうにん)の井手(いで)康人(やすと)さんによるギャラリートークも開かれます。




