梅雨や台風など雨が増える時期を前に、倉敷市の水島消防署と地域の消防団が合同で、水防訓練を行いました。
訓練には消防署から12人、消防団の水島方面隊連島分団から15人が参加しました。
岡山県下に大雨洪水警報が発表され、河川や用水路の水位が上昇し、危険な状態であることを想定して行われました。
まず、がけ崩れなどによる土砂をせき止めるためのくい打ち作業を実践しました。
タコと呼ばれる道具を使い、4人1組で木のくいを打ち込みます。
参加者は掛け声を合わせながら、スムーズにくいを打っていました。
続いて、土のう作りに取り掛かりました。
2人1組で素早く作っていくことが重要で、およそ20キロの土のうを30分程度で200個作りました。
土のうは河川の氾濫時に川側と岸川に積み、ブルーシートで覆うことで強度が増して堤防の代わりとなります。
参加者は緊張感を持って訓練に取り組み災害時に備えていました。
去年の西日本豪雨災害時、水島地区では広江での土砂災害をはじめ、多くの用水路で氾濫が起きました。
水島消防署では雨が多くなるこれからの時期、地域の消防団や水島支所などと連携し、防災対策の強化に努めていく方針です。




