建築家のしごとをPRしようと倉敷美観地区で、岡山の建築家14組による展覧会「建築家のしごと」が開かれています。6年目の今回は、美観地区に3つの展示会場が設けられています。
展示会場のひとつ、日本郷土玩具館の「玩具館のくら」では、倉敷市の5人の建築家が「倉敷市中心市街地活性化事業」の一環で行った路地調査の資料などを展示しています。周遊できて歩いて楽しめる街づくりをテーマに路地の魅力を活かそうと、177本の路地をくまなく調査したもので、空き家の課題や、新しい提案の資料を見ることができます。
一方、アートギャラリー「滔々」には、岡山市などの建築家9人が考えた縛りのない独創的な提案が展示されています。西日本豪雨で甚大な被害を受けた真備町の復興を後押しする復興公園を創造したジオラマや、美観地区に仮設できる休憩スペースの模型などさまざまな発想の建築物が楽しめます。
加計美術館では、「建築家・宮脇檀のドローイング展」が開かれています。宮脇さんは東京芸大を卒業後、建築家として脚光を浴び、全国各地の住宅や店の建築を手がけました。展示会では、宮脇さんが生前、倉敷美観地区を実測調査した53年前の図面を見ることができます。6月1日には宮脇さんの没後20年を記念して倉敷市立美術館でシンポジウムが開かれます。
【受け】来月(6月)の8日と展覧会最終日の9日には、美観地区の街並みをつくる模型ワークショップや、倉敷の街を探訪するイベントも開かれるということです。
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