学校内での不慮の事故や災害発生時に対応できるよう倉敷市の水島工業高校の教職員が命をつなぐ正しい知識を学びました。
水島工業高校の全教員を対象に行われた講習会には岡山大学大学院・医師薬学総合研究科の高田洋介助教を講師に迎えました。高田助教は初めに、運動中の生徒などが心肺停止状態になる前の特徴を説明し、目の焦点が合っていなかったりしゃくりあげるような呼吸をしている生徒がいたら異変を見過ごさないようにと話しました。その後、教員たちは、一時救命処置としてできるAEDを使った心肺蘇生法を学びました。講師の高田助教は、迅速に対応できるよう学校内のAEDの場所を把握しておくよう呼びかけました。
【インタビュー】・水島工業高校の教員―(2人)
また今回は、去年7月の豪雨災害を受けて、災害時に避難所となり、生徒と地域を守る学校の役割について認識を深めました。学校では、断水に備えて簡易トイレを事前に購入しておくことや、本棚などの倒れそうなものを固定すること、そして生徒の心のケアなどが必要になることも学びました。




