災害などから地域を自分たちで守ろうという自主防災組織のリーダーを育成する研修会が総社市で開かれました。
研修会には、県内の自主防災組織からおよそ50人が参加しました。
研修会では、津山市の城西公民館の佐々木 裕子館長が「地域住民で作る地区防災計画」をテーマに話しました。
津山市の城西地区は、平成28年度に内閣府の地区防災計画作成のモデル事業に選ばれ、地域が一体となった防災の取り組みを行っています。
講演の中で佐々木さんは、「町内会ごとに地域の災害の強みや弱みを抽出し、防災マップを作成し情報の共有化を図った」こと、「災害発生を想定した避難所の運営を組み込むなど、訓練を積み重ねることで病気のある避難者への対処など多くの課題が見えてきた」と説明しました。
参加者たちは自分たちの地域での活動の参考にしようと熱心に聞いていました。
平成30年4月1日現在で、岡山県の自主防災組織率は75・1%となっています。
全国平均の83・2%を大きく下回っており、全国順位も40位と低い組織率となっています。
県では、今後自主防災に関わる研修会の開催を増やすなどして、組織率の向上とともに活動の活性化を図りたいとしています。




