大原美術館は2019年度の事業計画を発表しました。
事業計画発表には大原あかね理事長、高階秀爾館長、森川政典副館長、柳沢秀行学芸課長が出席し、事業内容について説明しました。今年度も企画展、教育普及事業が計画されています。企画展の有隣荘特別公開は春は4月26日~5月6日、秋は10月18日から11月4日まで行われます。春は屋根瓦が緑色の有隣荘が別名「緑御殿」と呼ばれることなどから「緑」をテーマにミレーやセザンヌの作品を展示します。滞在型の若手作家支援プログラムARKOには東京都出身で京都造形芸術大学、京都市立芸術大学大学院で学んだ黒宮菜菜さんを招聘します。このほか人気の教育普及企画、いこうdeオオハラでは美術館内でのヨガ講座を春・夏・秋の3シーズン、子どもたちが美術館の裏側を見る美術館こども探検隊も予定されています。児島虎次郎館として利用を予定している旧中国銀行本町支店については、建物を未来へどう残すのか倉敷市伝統的建造物等保存審議会と協議を進めており、当初2020年11月開館の予定だったが、予定よりも遅れるとし、開館時期については明言しませんでした。なお、入館者数は2018年度は27万8800人で、西日本豪雨の影響を受け前の年と比べ2万3000人ほど減りました。ただ、今年に入って1月から3月の入館者数が好調に推移していることから今年度2019年度は32万人を目標としています。




