同じく、真備町の小学校では復興への想いを込めた学芸会が開かれました。
学芸会を開いたのは、倉敷市真備町の二万小学校です。去年10月まで避難所となっていた体育館で、一時は、学芸会の開催が危ぶまれていました。無事、開催に至り、全校児童およそ90人がステージに立ち、年明けから練習してきた劇を披露しました。中でも、今回学芸会が最後となる6年生は、2016年に大ヒットしたアニメ映画を原作に、テンポよく舞台を展開し、堂々とした演技を見せました。夏祭りの日に彗星が分裂して町に落下するというストーリーで子どもたちが住民を避難させ被害を最小限にとどめます。
しかし、町は姿を変え、景色が一変してしまいます。豪雨が襲った真備町の姿と重ね合わせた内容です。
ラストシーンでは、あの夏、できなかった「踊りをみんなで踊ろう」と、作品に実際の想いを込めて真備・船穂総踊りを披露しました。最後は会場全員で「ふるさと」を歌い、真備町の絆を確かめ合いました。




