産業を担う人材育成を目的に教育現場の高校教員が、企業現場を見学・体験する研修会が、18日から3日間の日程で総社市のウイングバレイで始まりました。
研修会は、岡山県産官学連携による産業人材育成事業の一つとして、県内の工業系高校教員を対象に行われました。研修内容は、高校の教員が企業現場を見学、体験し、企業現場の状況や人材育成ニーズ、専門技術などについて情報交換するものです。また、学校での教科指導や進路指導に役立て教育現場と企業現場との相互交流を図ることもねらいです。総社市久代の協同組合ウイングバレイ西で行われた研修会には、公立、私立合わせて12の工業系高校から33人が参加し、2つのグループに分かれ、12の企業を見学しました。初日のAグループは、ブレーキペダルやサスペンションなどの自動車部品メーカー、ヒルタ工業はじめ6社を訪れ、工場内を見てまわり、生産ラインの様子を目の当たりにしました。今回の企業での教員研修は、見学だけですが、次回、秋の研修では、教員の就業体験を行い、企業と教育現場との相互理解を深めることにしています。




