玉野市雑穀生産振興研究会は、雑穀栽培に取り組む農家を対象にした講習会を開きました。
玉野市では、平成19年度から、農業の活性化と米に代わる新たな作物として雑穀の生産振興に取り組んでいます。3年目を迎えた去年の栽培状況は、35戸の農家が202アールでアワ、キビ、タカキビ、ハトムギの4種類を栽培し、1,090キロを収穫しています。しかし、日照不足やスズメの被害などで作柄は、不作でした。今年から新たに雑穀栽培に取り組む農家をはじめ、生産振興研究会の会員を対象に開かれた講習会には、15人が参加し、岡山農業普及指導センターの指導員から雑穀の特性や栽培方法について学びました。特に、去年の作柄が悪かった点を反省し、種をまく時期や、害虫予防、土づくりなどについて具体的に指導が行われました。なお、玉野市では、雑穀栽培農家へ種子の無料配布や種まき機や管理機などの機材の貸し出しに加え、今年から新たに、スズメの被害を防ぐネットの購入費への支援や専用刈取機の貸し出しを行うことにしています。




