倉敷民藝館が開館70周年を迎え、15日(木)、記念式典が行われました。
記念式典には関係者らおよそ200人が出席しました。
はじめに、大原 謙一郎 館長が70周年の節目にあたって「社会の表情は目まぐるしく変わりますが、人々の暮らしの中に丈夫で美しい物をという、民藝の心は永遠であると信じています。
これからも民藝の伝道師としての役割を果たしていきます」と決意を述べました。
倉敷民藝館は、江戸時代の蔵を改装し昭和23年に開館しました。
日本だけでなく世界の陶磁器や染織品など、民芸品およそ1万5千点を収蔵しています。
この日は、日本民藝館館長でプロダクトデザイナーでもある深澤直人さんを招いての記念講演会も開かれました。
深澤さんは、「実用的で簡素なイメージの民藝品の中にある、かわいらしさやデフォルメの部分もみどころの一つです」などと話しました。
講演会に訪れた400人以上の人たちは、深澤さん独自の視点の講話に聞き入り、民藝の魅力を再発見している様子でした。




