今年3月に96歳で亡くなった倉敷市名誉市民で、元倉敷市教育長の三島一夫さんの市民葬がきょう、倉敷市民会館大ホールでしめやかに執り行われました。
市民葬には遺族をはじめ、教育関係者などおよそ700人が参列しました。三島さんは大正3年、倉敷市中島に生まれました。連島西浦小学校や倉敷東小学校の校長を歴任後、昭和44年に倉敷市教育長に就任、以来、4期16年にわたって市教育長を務めてきました。この間、「よい子がいっぱいのまち倉敷」の条件整備などに尽力。教育・文化の振興に貢献し、平成17年に名誉市民に選定されましたが、今年3月15日、老衰のため96歳で亡くなりました。伊東香織倉敷市長は「教育界、倉敷市にとって誠に残念」と別れの言葉を述べました。参列者は祭壇に花を供え、教育一筋に捧げてきた三島さんの遺徳を偲び、冥福を祈っていました。倉敷市によると、市民葬は平成8年10月に行われた名誉市民で人間国宝の木工芸作家・大野昭和斎さん以来です。倉敷市の名誉市民はこれで12人全員が亡くなったことになります。




