県立玉野高校の女子生徒が女子中学生と一緒に手作りロケットの開発に取り組みました。10月に開催されるロケットの全国大会に挑戦します。
ロケット発射火薬式エンジンを搭載した小型の「モデルロケット」です。全長25センチほどですが時速およそ180キロで空高く打ちあがります。ロケット開発に挑戦したのは科学に興味のある玉野高校と倉敷市の天城中学校、東陽中学校の女子生徒9人です。このチームは、科学教育に力を入れているベンチャー企業が企画した中学、高校の女子生徒向けのロケット開発プロジェクトに岡山県で初めて選ばれ、5月からロケット作りに取り組みました。10月20日に茨城県つくば市で開かれるモデルロケット全国大会へ出場するため、打ち上げテストを繰り返し行っています。開発した機体は、直径25ミリの円柱ボディーをケント紙で作り先端部分には、プラスチックの突起を取り付けています。全国大会では、最高到達高度やパラシュートを備えた機体の滞空時間、搭載したカプセルを目標点まで運べるか、の3種目に3機のロケットで参加します。全国大会まで1カ月を切ったこの日、本番さながらにロケットを打ち上げました。打ち上げた10機うち、パラシュートがうまく開かない機体もありましたが、最高到達高度が前回の優勝記録100メートルを上回る機体もあり生徒たちは優勝への意欲を燃やしていました。




