倉敷などで活躍する抽象画家三人の作品展が、倉敷市民会館のギャラリー藤で開かれています。
三人展を開いたのは 倉敷市の岡本希根さんと、福武一心さん、それに現在は千葉市に住む津川めぐ美さんです。10年前にグループ展を開いたのを機にこの度初めての合同展となったそうです。岡本希根さんは、自己中心的に
考えがちな人間の暗い部分を表現しました。はじめは具象で風景などを描いていた岡本さんですが、人間の内面に迫るために抽象画に転向した経緯を持っています。津川めぐ美さんは、「対話」をテーマに作画活動を続けてきました。「抱きあげる」「抱き合う」といった気持ちが複合体として表現されています。福武一心さんは 「音」をテーマに表現しました。集中して音楽を聴きながら、その音を色や形を表現した作品が展示されています。3人それぞれの持ち味が、同じ空間に集まることで相乗効果が出たと言い、三人展の実現にたどりつけた労をねぎらっていました。「岡本希根、津川めぐ美、福武一心 三人展」は あす11日(火)まで倉敷市民会館ギャラリー藤で開かれています。




