備中国総社宮で、かつて行われていた国司の赴任式が再現されました。
国司とは平安時代の国の責任者、現在で言うと県知事にあたる立場の人を指しています。総社宮では去年から、商店街筋を楽しむイベント「宮筋ものがたり」にあわせて、国司の役につく赴任式を再現しています。国司役は、総社市の片岡聡一市長が務め、今回は、国司が忙しい時に代理で国司を務める国司代の任命を行いました。国司代役は、総社宮の総代長だった高見章郎さんで、国司代の任命のあと、印鑑と蔵のカギを渡す儀式が行われました。儀式の途中には権限のある人にしか手にする事ができなかったと印鑑や蔵の鍵を渡す理由が説明され、訪れた人は赴任式の様子を見つめていました。このほか、地元、総社小学校の6年生児童5人が「浦安の舞」を奉納し国司赴任式の再現を終えました。総社宮では秋祭りの時期には、国司赴任式の再現を行っていきたいとしています。




