倉敷市は、真備町内の住宅地や地域の仮置き場に出された災害廃棄物の撤去が、今週末に完了すると発表しました。
20日夜に行われた会見で伊東香織市長が明らかにしました。
真備町内の災害廃棄物について、災害発生直後は収集が追い付かず、一時国道沿いや井原鉄道の高架下などに置かれるなど、環境悪化が懸念されていました。
そこで、自衛隊や周辺自治体のほか、岡山県産業廃棄物協会、建設業協会などが連携して延べ8000台の車両を出し、道路上や住宅地、それに地域の公園や広場に設けられた仮置き場に集まった災害廃棄物を撤去しました。
倉敷市によると、これまでに4万3000tを収集したと見込んでいます。
今後、住宅の解体・撤去に伴い出される「解体ごみ」が最大で16万tと推定。
この量は、倉敷市全体で1年間に出されるごみの量に匹敵します。
なお倉敷市では、26日以降、家庭から出される災害廃棄物について、真備町内4カ所の集積場に持ち込むよう呼びかけています。
また、自力で持ち込みが難しい人には、戸別回収を行うとしています。
その際は、倉敷市一般廃棄物対策課まで電話で連絡をお願いします。
(086―426―3375)




