総社市の臨済宗の寺井山宝福寺で恒例の暁天座禅が始まりました。
暁天座禅は、釈迦が明けの明星を見て悟りを開いた故事に由来するものです。涙でネズミの絵を描いたという逸話で知られる室町時代の画聖・雪舟ゆかりの寺宝福寺では、昭和16年から続く夏の恒例行事です。暁天座禅は夜明け前の午前5時から始まり方丈のぬれ縁では県内外から参加した55人が心静かに座禅を組みました。早朝の境内には、セミの鳴き声と鳥のさえずりとともに小鍛冶一圭住職が打つ警策(けいさく)の音が響き渡っていました。総社市井尻野の宝福寺の暁天座禅は8月5日まで行われます。
なお、座禅の受付は午前4時半からで参加費は500円です。
総社・宝福寺で暁天座禅
【取材日】2018年8月1日(水)
【場所】井山宝福寺
【住所】総社市井尻野




