県指定の天然記念物「阿知の藤」のある倉敷市の阿智神社では、恒例の「藤まつり」が開かれました。
藤まつりは、フジの花をめでながら地域の芸能を楽しんでもらおうとゴールデンウィーク期間中に毎年開かれています。阿智神社の境内では、着物学校の同窓生で作る大正琴グループ「花ごろも」のメンバー8人が、「四季の歌」や「荒城の月」など8曲を披露しました。この日は、ゴールデンウィーク真っ只中とあって観光客も多く訪れ、美しい大正琴の音色に耳を傾けていました。一方、樹齢350年以上と言われるアケボノフジの大木の下では、阿智神社の敬神婦人会が茶席を設けたほか雅楽部のメンバーが古くから伝わる音楽を響かせました。訪れた人たちは、優美な雅楽の音色を聞きながらまもなく見頃を迎える薄紫色のフジの花を堪能していました。




