総社市の洋画家渡辺暉夫さんの個展が6日からサンロード吉備路で開かれています。
今年70歳の渡辺暉夫さんは、倉敷市出身の画家故河原修平さんに師事。中学・高校の美術教諭として教壇に立つ傍ら洋画家としての道を歩んできました。現在は、倉敷美術協会副会長で、河原修平門下生による燈仄会会員として創作活動に励む一方、アマチュア絵画グループ友暉の会の講師を務め、後進の指導にあたっています。今回の個展は、「裸婦展」と題し、光と影の中に浮かび上がる女性の裸体像ばかりを描いた作品18点を展示しています。作品は、いずれも、20号の大きさで、色画用紙にパステルとアクリルスプレーで描いています。渡辺さんは、女性のもつ美しさと生命体としての力強さを裸婦像に見出しながら、人の心にひそむ苦しみや喜びなどの感情を表現しています。特に、暖色の赤と寒色の青の画用紙に、同じ裸婦像の正面と後ろ側を描き分けるなど、心の表面と内面の違いを表しています。渡辺暉夫裸婦展は、12日(水)までサンロード吉備路ロビーで開かれています。




