玉野市の胸上港周辺で孵化2か月のクルマエビが放流されました。
放流は、胸上港沖300メートルと波張崎を超えた海上の2か所で行われました。用意されたのは8万匹のクルマエビで、倉敷市児島地区の大畠増殖場で体長4センチほどまで育てられたものです。
クルマエビは市場価値が高く、漁業における定着性が高いことから、岡山県と玉野市ではクルマエビの稚エビを放流することで、漁業の安定化を目指しています。放流には玉野市と胸上漁協の職員があたり、稚エビが入った木箱をひっくりかえして放流したあと、網に残った稚エビを一匹ずつ丁寧に海に放していました。クルマエビは一年間で25センチほどに成長するといわれており、放流された稚エビは、一年後の夏に水揚げ予定です。
なお、県と玉野市では9月にはヨシエビ、10月にはオニオコゼの稚魚を放流予定です。




