この春設立された玉野市立玉野商工高校機械科の生徒が、市内の企業を訪れ、体験実習を行いました。
機械科の1年生32人が出席して実習が行われたのは、玉野市宇野にある宮原製作所です。この工場では、三井E&Sなどが手掛ける船舶用ディーゼルエンジンの排気弁やピストンといった重要な部品を製造しています。今回は、カリキュラムの一つである機械検査実習の仕上げとして、製品測定に挑戦。宮原製作所の若手・中堅社員が指導に当たりました。100分の1ミリメートルの単位で測定できるマイクロメーターと呼ばれる器具を使って、鉄で出来たフランジの直径を測ります。生徒たちはマイクロメーターの使い方は習っているものの、実際に工場で使われている大型の道具を触るのは初めて。先輩にコツを教わりながら、取り組んでいました。企業実習は、玉野商工機械科の特色である地元企業との連携による取り組みで、宮原製作所での実習は初の試みです。実習は26日にも行われ、宮原製作所の社員と意見交換をします。また、今後の授業でも、企業での体験実習を取り入れる方針です。




