レーザー科学と天文学で宇宙の謎を解き明かす研究を知ってもらおうという市民講演会が倉敷公民館で開かれました。
講演会は、宇宙現象をレーザーで再現し謎を解明する研究を市民にも知ってもらおうと、大阪大学レーザー科学研究所が主催しました。講演会では、倉敷市出身で研究所所長の兒玉了祐さんが「パワーレーザーで宇宙・惑星探査からものづくりまで」と題して話しました。兒玉さんは、光の波形をそろえることでレーザー光が作られ、レーザー光を1点に集中させることで超高温を作ることができると説明しました。また、レーザーを使えば1000万気圧の強い圧力を作り出せ、高いエネルギーを生み出す太陽や星の爆発など宇宙空間の現象を再現して解明できるとしました。会場に集まったおよそ100人の参加者は最新の宇宙研究について真剣な表情で聞いていました。なお、講演会には京都大学花山天文台の柴田一成台長も招かれ「太陽の脅威とスーパーフレア」と題して講演しました。




