今月24日に今年度の日本遺産の認定が発表され、倉敷市と総社市などが関係する「桃太郎伝説」と「北前船の寄港地」が登録されました。
認定から初めての週末を迎え、日本遺産に登録された観光地は大勢の観光客で賑わいました。
認定された「桃太郎伝説」のストーリーの中で鬼が住んでいた城とされる総社市の鬼ノ城です。
伝説の中では鬼がこの城に住んで貢物や女性を略奪し、人々に恐れられたと言い伝えられています。
鬼ノ城の他に総社市では鬼がいけにえを茹でたとされる口径185センチの「鬼の釜」や鬼と吉備津彦との戦いで鬼の目に矢が刺さり、鬼ノ城から流れた血で赤く染まったとされる血吸川などが「桃太郎伝説」のストーリーに盛り込まれました。
日本遺産の認定から初めての週末を迎え、鬼ノ城などは大勢の観光客で賑わいました。
こちらは「北前船の寄港地」として追加認定となった倉敷市下津井です。
北前船の寄港地として昨年度、11の自治体が認定を受けていましたが、新たに27の自治体が追加され、その中に倉敷市の下津井と玉島が入りました。
北前船は江戸時代から明治時代にかけて活躍した船で北海道から大阪を巡り、立ち寄った先で商品の売り買いが行われていました。
北前船は各地で繁栄をもたらし、下津井でも港周辺に問屋が並んでいました。
今でも下津井の港町は当時の面影が残されています。
知名度アップが期待される日本遺産の登録です。
下津井の歴史資料館を展示する倉敷市むかし下津井回船問屋の堂下館長も期待を寄せます。
倉敷市が日本遺産に認定されるのは去年の綿花栽培のストーリーに続いて2年連続です。
日本遺産認定をきっかけにさらに観光客の誘致が期待されます。




