今年、創立80周年を迎える倉敷市の大原美術館で、今年度(H22)の事業計画が発表されました。
1930年11月に開館した大原美術館は、今年が80周年になるのをはじめ、創設者・大原孫三郎の生誕130年という節目の年にあたります。
これを記念して、今年の秋から冬にかけて、美術館所蔵の作品から特に選りすぐりの作品を展示する「大原BEST」と題した企画展や、江戸時代以前の日本の美術作品などを展示する「大原孫三郎・日本美術への眼差し」といった展示を行います。
このうち、「大原孫三郎・日本美術への眼差し」では、室町後期の画家で僧侶の雪舟が描いた山水画など、国宝2点、重要文化財1点を含むおよそ10点の日本の美術作品を展示する計画です。
大原美術館では、創立80周年を機に、「多文化を理解する装置」としての美術館の役割を、さらに高めていくことにしていて、これらの企画展示に加え、この春から様々な企画展を一年間、継続的に開くほか、ワークショップや記念シンポジウムなど、教育普及活動も意欲的に展開することにしています。




