倉敷市立美術館では現在、「交叉するまなざし」と題した25年の歩みを振り返るコレクション展が開かれています。4月24日(土)には美術館を訪れた人により楽しんでもらおうと、学芸員による作品解説が行われました。
作品解説には県内外からおよそ20人が参加しました。解説に当たったのは倉敷市立美術館・主幹の前田興さんです。前田さんは倉敷市立美術館の開館当初から学芸員を務めており、館内の作品を知り尽くしたスペシャリストです。会場には日本画から洋画まで様々なジャンルがコーナーで分けられ展示されています。その一点一点が丁寧に解説され、参加者は熱心に耳を傾けていました。倉敷出身の画家、池田遥邨は、前田さんによると種田山頭火シリーズに見られる詩と絵を一体化させている点が一番の特徴です。また、東海道五十三次を描いた広重にも傾倒していました。「交叉するまなざし」は5月23日(日)まで開かれています。5月2日(日)には、来館者と学芸員の対話型鑑賞会が行われる予定です。




