山陽新聞社の新しい印刷センターが、早島町に完成しました。大災害でも新聞を発行できる体制や教育に新聞を活用するNIEの機能を充実させた施設となっています。
新しい印刷工場は、山陽自動車道早島インターチェンジの西側に、鉄骨3階建て、延べ床面積9360㎡の規模で、およそ2年かけて整備されました。最新鋭の輪転機を3セット導入し、フルカラーのページがこれまでより4ページ多く24ページ印刷できます。また、印刷するロール紙を300本あまり収容できるスペースなどを備えていて、大災害の時でも1週間朝刊を発行できる能力を備えています。そして、印刷センターに新たに導入したのが、学習・見学施設です。取材から編集、印刷、そして読者の手に渡るまでを解説するコーナーや、新聞づくり体験ができる編集ルームも備えています。この日は関係者が出席して竣工式が行われ、山陽新聞社の松田正己社長がボタンを押して輪転機を回し、新聞の印刷をスタートさせました。なお、岡山市にある本社工場は老朽化を理由に閉鎖され、早島の新工場と倉敷市片島にある倉敷工場の2箇所で8日から38万部の朝刊を印刷します。




