倉敷考古館で行われているいけばな草月流岡山県支部展「古代とのDEAI」をご紹介します。
いけばな草月流岡山支部では、2年に一度会員の作品発表の場として、大規模な作品展を開いています。
今回はじめて倉敷考古館を会場に行われ、97人の会員が「古代との出会い」をテーマにした作品作りに挑戦しました。
草月流は自由な表現で花を生けるのが特徴で、今回の作品展では倉敷考古館の様々な展示スペースを活用して展示品からイメージを受けた花などを生けています。
岡山市の三宅香星さんは、室町時代の備前焼を花器にしました。
今回の作品展の中で唯一倉敷考古館の所蔵品を使っていて、新緑をふんだんに生けて5月の風を感じさせる作品になっています。
こちらは倉敷市の尾高肇江さんの作品です。
細い竹のように見えるトクサを使った横3メートル、奥行き75センチの大作で、トクサの間に生けた赤いグラリオーサがまるで竹林を飛ぶ蝶のように見ることができます。いけばな草月流岡山県支部展「古代とのDEAI」は倉敷考古館で30日(月)まで開催されます。




