探偵小説家・横溝 正史が戦中戦後に暮らした倉敷市真備町岡田の疎開宅で21日、名探偵・金田一耕助の誕生を祝うイベントが開かれました。
名探偵・金田一耕助は、横溝 正史が倉敷疎開中の1946年に発表した連載小説「本陣殺人事件」で初登場しました。その年の4月24日の横溝正史の日記に「金田一耕助を登場させる」と書かれていることから、この日を「誕生の日」として2015年からイベントが開かれています。会場では、吉備真備太鼓による演奏や、真備町三曲協会による琴の演奏が行われたほか、疎開宅前の畑では、ビオラで描かれた「金田一」の花文字が浮き上がり、誕生祭に華を添えました。また、金田一シリーズに岡山県警がよく登場することから、今回初めて岡山県警音楽隊によるステージも行われました。このほか、金田一耕助など小説に出てくるキャラクターに扮するコスプレ体験もあり、訪れた人たちは、イベントを楽しみながら名探偵・金田一の誕生を祝っていました。




