この4月から機械科を新設した玉野商工高校で、はじめての実習が行われました。地元の三井E&S旧三井造船 玉野事業所と高校が連携した全国的にも珍しい実習です。
機械科一期生の実習がスタートしました。実習の日は学校ではなく三井E&Sで1日学習します。実習は週1回、三井E&Sの研修センターで行われ、学校の教諭に加え、三井E&SのOBなどから金属を加工する旋盤や溶接の技術を学びます。実習初日を迎えた生徒たちは施設の設備見学などをして工作機械の説明を受けました。企業の施設を活用して高校の実習を行うのは全国的にも珍しい取り組みとなります。実習先は世界に誇る造船技術を持つ三井E&Sです。学校側にとっては企業の現場に入り、学ぶことに価値があると期待を寄せています。一方、学生有利の売り手市場で優秀な人材確保が求められる企業側も会社を身近な存在に感じてもらう重要な機会ととらえています。生徒は今後、工作機械の
操作方法を学び、機械を使って鉄製のペン立ての制作などに挑戦する予定です。




