4月27日から倉敷市立美術館で開催される「岡本悍久の世界展」について、倉敷市の洋画家岡本悍久さんに、展覧会の内容について伺いました。
今回の展覧会は、絵画を通して、「郷土倉敷のために何か恩返しをしたい」。そんな思いから、画家岡本悍久の足跡をたどる過去最大規模の個展です。最も初期の具象作品をはじめ、キュビズムの影響を受けた白と黒、白と白の時代の作品、最近の彩色を取り入れた絵画や、その絵画を立体で表現したミニ彫刻など約110点を展示する予定です。さらに、新たな試みとして、描いた絵そのものが、時間の経過とともに変化し、消えるという絵画でない絵画「消滅アート」作品を披露することにしています。岡本悍久という一画家の世界なんて、ちっぽけなものかもしれませんが、絵と向き合って37年間の長きにわたり、いかなる境遇にあろうとも、誰に言われようとも、決して、手放すことをしなかった絵画とは、何であったのか、何が言いたかったのか、そんな思いをはせながら作品を見て頂けたら何よりです。




