国土交通省岡山河川事務所は高梁川と小田川の合流点付け替え事業に伴う環境保全措置を実施するための調査結果について報告しました。
岡山河川事務所では洪水の被害を防ぐため平成26年度に高梁川と小田川の合流点を付け替える事業を決定し、これまで、合流点付け替えや工事に関わる環境への影響について調査を進めてきました。今回の会議は「環境影響評価フォローアップ委員会」として開かれ、委員長に岡山大学の河原長美名誉教授を選任し、調査結果の報告と今後の環境モニタリングについて有識者に意見を求めました。告では1年のうちで、雨による小田川の水位上昇が7、9、10月で見られたことやミサゴやオオタカといった猛禽類が繁殖していること、在来タナゴの生息地に関することなどが伝えられました。有識者からは工事中の環境モニタリングの実施や工事を機に外来種の除去も同時に行ってはどうかなど意見が交わされました。岡山河川事務所では調査結果や有識者の意見をもとに工事を進めていくことになります。なお、合流点の付け替え事業は平成30年7月に仮設工事をはじめ、翌平成31年度から本格的な工事を10年間かけて進めていきます。




