総社市内の墨彩画グループ「さわらび会」の展示会が、総社市民ギャラリーで開かれています。
会場にはおよそ45点の作品が並べられています。総社を代表する古刹・宝福寺の三重塔など吉備路の象徴のような風景をはじめ、岩場に打ち寄せる波の様子や日常にある草花などを鮮やかな色使いで描いています。会員の石黒悌二さんは北海道の登別温泉の地獄谷の様子をダイナミックに描きました。さわらび会は枝松國明さんが会長を務める趣味の会で、総社市民を中心に15人の会員が在籍しています。年に3回のグループ展を開いているほか、会員同士でスケッチ旅行に出かけるなど活発に活動しています。墨彩画のポイントは描きたいものと背景の境界をはっきり縁取りし立体的に見せるように工夫する点です。また背景をぼかして遠近感を持たせるのも技法の一つです。会場には個性溢れる力作が並び見ごたえのある作品展になっています。さわらび会の作品展は25日(日)まで総社市民ギャラリーで開かれています。




