倉敷市の写真家故中村昭夫さんに師事した写真愛好家集団「ぐるうぷ どんがめ」の第37回写真展が、20日から倉敷市立美術館で開かれています。
「ぐるうぷ どんがめ」の年に一度の写真展では、中村昭夫さんの遺作をはじめ会員13人による組写真14点が展示されています。久米郡美咲町の両山寺で毎年8月14日の深夜に行われる「護法祭」を写した作品は、暗闇の中を走り回るゴーサマに捕まらないように逃げ回る、珍しい祭りの様子を写しだしています。阪神大震災から15年目を迎えた今年の1月17日の慰霊祭をテーマにした作品は、ロウソクの灯りに手を合わせたり、慰霊碑の芳名板に手をかざすなど遺族の思いを6枚の組写真で表現しています。そのほか、荒神神楽など人知れず行われている伝統行事や自然をテーマに撮り続けているものなど見る人の心に訴えかける作品ばかりです。「ぐるうぷ どんがめ」の第37回写真展は4月25日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




