働き方改革の一環で、古民家を活用したテレワーク拠点が明日、3月1日(木)に倉敷市内にオープンします。中国地方では初めての整備となります。
インターネットを使った時間や場所にとらわれない新たな働き方・テレワークの拠点として整備されたのは倉敷市中央の大正15年に建てられ、3年ほど前から空き家になっていた古民家です。
拠点施設には貸事務所として利用できるオフィススペースやコピーやパソコン作業など少しの時間、立ち寄って利用できるコワーキングスペース、セミナーや交流会場として利用できる会議室などが整備されました。WIFI通信ができるインターネット環境も整えられています。
去年7月からの改修中、建物から「ぶんぶく茶釜」の狸の置物が見つかったことから「住吉町の家『分福』」と施設の名称を決めました。
この古民家を活用したテレワーク拠点の整備は高梁川流域への移住定住や街並み保存などに取り組む一般社団法人高梁川プレゼンターレや倉敷芸術科学大学、倉敷市、日本テレワーク協会で作る高梁川流域テレワーク推進コンソーシアムが総務省から補助事業として採択を受け進められてきました。古民家を活用した拠点は全国的にも珍しく、すでにオフィススペースには地元の岡山・倉敷の団体が事務局として、また、東京のデザイン会社がサテライトオフィスとして入居の準備を進めています。
施設内のテーブルなどは新見市の木材や水島で製造された金属が使用され、高梁川流域へのこだわりも見せています。施設がオープンする3月1日から4日までの4日間、インターネットを使った新しい働き方のセミナーも開催される予定です。




