2月26日は倉敷市名誉市民でアマチュア天文家の本田実さん生誕の日です。
倉敷市のアマチュア天文家・大野智久さんは本田実さんの生誕にあわせ、自宅に大きな天体望遠鏡を完成させました。
完成させた天体望遠鏡は51.4センチの反射鏡、300キロを超える赤道儀と呼ばれる台座が大きな特徴です。大野さんは、2013年2月に行われた本田実生誕100周年記念の講演会で知り合った瀬戸内市のアマチュア天文家の中島洋一郎さんから反射鏡を、その後、岡山市の大倉信雄さんから赤道儀を譲り受けました。試行錯誤しながら3年かかりで完成させました。大野さんは子どものころから倉敷天文台を訪ねて本田実さんから星について学んだそうで、本田さんの「星にものを尋ねる」という言葉からこの天体望遠鏡を「星尋51(せいじん・ごじゅういち)」と名付けました。完成、お披露目となり、反射鏡や赤道儀を提供した中島さん、大倉さんも訪れ、望遠鏡についての想いを語り合っていました。大野さんは「私が倉敷天文台を通して星を好きになったように、この天体望遠鏡を近くに住む子どもたちに気軽に利用してもらい星が好きな子を一人でも多く増やしたい」と話していました。




