玉野市の公共交通を考える会議が開かれました。
今年度３回目の玉野市地域公共交通会議には黒田晋市長をはじめ、住民の代表バス、タクシーの関係者などおよそ４０人が参加しました。会議では、玉野市のコミュニティバス「シーバス」の宇野地区の一部ルート変更や朝の買い物客の移動ニーズに応えるための土日祝日のダイヤ変更が了承されました。また、両備バスが現在玉野市で運行している８路線の廃止届を運輸省に提出したことについて両備バス側からの説明がありました。市民の代表からは、「利用者の多い国道３０号の３路線については通勤・通学者の利便性を考慮して朝夕の運行を継続して欲しい」「小学生が通学に利用しているので廃止された場合の対応はどうするのか」など住民からは不安の声が上がりました。これを受け両備バスは、「儲からないから赤字路線を廃止したいという意図で届を提出したものではない」としたうえで「今回廃止届を出した路線を含め維持・存続させていく努力を自治体や地域と連携して進めていきたい」と話しました。黒田市長は、「玉野市民の生活の足が確保できるようあらゆる機関と交渉していきたい」などと話しました。
