倉敷市立美術館で、「現代のアート、その魅力」と題した講座が開かれました。
講座には、およそ90人の人が集まりました。
講師には倉敷市立美術館の学芸員を務めたこともあるり北九州市立美術館学芸係長の那須孝幸さんを迎えました。
那須さんは「現代のアート、その魅力」と題し、馴染みのない現代アートを身近に感じてもらおうと岡崎和郎さん、塩見允枝子さん、堀尾貞治さんの三人の現代美術作家とのエピソードを交えながら話しました。
岡崎さんの黄色い人形という作品は、人形の型に樹脂を流し込んだあと残ったしっぽが、大きい頭を支えているそうで、このしっぽを折らずに100年後まで保存し続けるということが、市立美術館の学芸員の任務だそうです。
那須さんは、アーティストとは、職業を表すものではなく生きざまを伝えるもので、アート作品は生きざまの痕跡であるということを語りました。
3人の作家の作品は現在開催中のコレクション展「やさしい美術」に出展されています。
3月11日には、「抽象画を楽しむために」と題して講座が開かれます。




