倉敷市は、平成30年度の当初予算案を発表しました。一般会計の当初予算額は、前年度を5.3%増額し、過去最大規模となる1844億7400万円となりました。
歳入では、市税収入が景気の回復や企業の積極的な設備投資などにより前年度当初予算より14億円程度の増収となると見込んでいます。また、国や県からの地方譲与税・交付金についても5億円の増額を見込んでいますが、地方交付税は8億円の減収となる見込みです。主な事業としては、民間保育所・認定こども園施設整備助成事業費や公立幼稚園での預かり保育、3歳児保育の実施園の拡大など、子育て支援と待機児童対策として合わせて53億3241万円が計上されています。また、児童生徒数の増加や施設の老朽化に対応するとして茶屋町小学校屋内運動場、南中学校の校舎建設など学校建設費に総額28億8350万円をあてています。また、倉敷・倉敷北・玉島・船穂の学校給食共同調理場を統合し、新たに共同調理場を整備する事業に21億2372万円としています。中心市街地のにぎわい再生では、阿知3丁目東地区市街地再開発事業に22億円、健康長寿への取り組みとして、倉敷市有城の福原緑地へ県内最大規模となる公認のグランドゴルフ場を整備し、平成31年9月の供用開始を予定しています。また、東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ実施事業費として2204万円となっています。このほか、瀬戸大橋開通30周年、伝統美観保存条例制定50周年などの記念事業費などは1778万円の予算となっています。新年度当初予算案は、今月16日に開会する2月定例市議会に上程されます。




