犯罪被害者の思いや支援についての現状を知ってもらおうと総社市で講演が行われました。
総社市内の民生委員や福祉委員を中心におよそ50人が集まりました。講師には、公益社団法人被害者サポートセンターVSCOの犯罪被害相談員難波光さんが招かれ、「DV被害者に対する民間支援団体の取り組みと地域への期待」と題して話しました。
DV=ドメスティックバイオレンスは、家庭内や親密な関係性で一方的に繰り返し暴力が行われ外部からの発見が難しいことや精神的暴力、子どもを巻き込んだ暴力など体だけでなく心を傷つけるものもあります。難波さんは、DVの被害にあっているかどうかのチェックリストや質問も交えながら参加者にDVの特徴などを説明しました。地域の人たちには被害者の心理状態を理解した上で話を聴き、できるだけ早く関係機関へつなげてほしいと呼びかけました。
このフォーラムは、総社市権利擁護センターが昨年度から行っており、2月5日には、成年後見制度の利用促進を図るため弁護士や裁判官など関係者によるフォーラムを開く予定です。




