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総社市の石仏

総社市教育委員会が発行した冊子「総社市の石仏(3)」から、先人たちの思いや当時の風習などを知ることができる石仏を現地に訪ねてみました。

総社市北西部の昭和地区ここでは、日美、下倉、水内、富山の4つの区域別に調査が行われました。その結果、1305基の石仏が確認されました。その中で、最も古い年号が刻まれた石仏は、水内地区の影にある臨済宗のお寺華蔵院の無縫塔です。明応九年(1500年)に建立された華蔵院第四世住職高先和尚のお墓とみられています。白色石灰岩で作られた無縫塔は、下から基壇、基礎、竿、中台、塔身の5つに分かれています。無縫塔近くにある自然石で作られた記念碑ここには、華蔵院の創始者黙翁和尚が応安6年(1373年)に亡くなったことが記されています。記念碑の脇の灯籠。六面の火袋には、地蔵立像が浮き彫りされています。高さ2メートルほどの宝塔。塔身の前の部分に龕があり、その中に銅製の釈迦如来が納められています。また、華蔵院境内にある54基の石仏のうち最も大きな石仏は、三界万霊塔です。明和三年(1766年)に建立されたものです。3メートルの自然石に観音立像の浮き彫りと三界万霊等の文字が刻まれています。供養塔の裏側には、確かな技術によって作られたことを裏付ける泉州、石工の集団があり産地を形成していた現在の大阪府南部の石工職人の名が刻まれています。総社市内でも最も大きな供養塔です。

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  • 放送日:2010/04/13(火)
  • 担当者:中塚美佐子
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