倉敷市出身の偉人・磯崎眠亀の業績をたたえる恒例の「眠亀まつり」が磯崎眠亀記念館で開かれました。
磯崎眠亀は、精巧な花ござ「錦莞莚」を開発した倉敷市茶屋町出身の発明家です。磯崎眠亀記念館と錦莞莚は今年、日本遺産の認定を受けました。眠亀まつりは、磯崎眠亀顕彰会が眠亀の業績を後世に伝えようと毎年開催しています。式典では、地元・ちゃや保育園の園児による踊りが披露された後、表彰式が行われました。茶屋町小学校の児童を対象に募集した眠亀に関する絵画や書道の優秀作品を制作した子どもたちや眠亀の伝承に尽力した地元住民などへ賞状と記念品が贈られました。会場では、由加山蓮台寺で見つかった「錦莞莚」が初公開されたほか、地域住民が趣味で作った絵画や書道、手芸作品などが展示されました。
そのほか、イ草を使ったブレスレットづくりや手織り体験が行われ、子どもたちが真剣な表情で挑戦していました。さらに地元住民は大正琴や尺八の演奏なども披露し、会場を盛り上げました。記念館には、朝から多くの地域住民が訪れ、郷土の偉人・磯崎眠亀に思いを馳せていました。




