玉野市手話奉仕員の養成講座が今年度もはじまりました。
手話奉仕員とは国が定めたカリキュラムに沿って聴覚障がい者に日常会話程度のサポートができる手話通訳力を習得した人で、各自治体に登録される制度です。玉野市では今年度12人が受講しました。開講式で玉野市社会福祉事務所の晋文一さんが「手話は大切なコミュニケーション手段で、1年間最後まで学んで欲しい」と受講生を励ましました。初回は手話の入門編として日常動作からコミュニケーションの原点を学びました。手話講座は玉野手話講師団の藤原七重代表を講師に毎週月曜日に開かれ、年間80時間のカリキュラムが組まれています。受講修了者は玉野市の障がい者スポーツ大会や災害時に聴覚障がい者を支援するなどの活動を行っています。玉野市内の手話奉仕員の登録者数は現在およそ90人ですが、聴覚障がい者との接点が少ないなどの理由からせっかく身に付けた技術が障がい者のために活かされない、との課題もあがっています。




