倉敷市立美術館で「岡山弁から見る岡山文化」と題した美術教養講座が開かれました。
市立美術館3階の講堂で開かれた平成22年度前期の美術教養講座には、倉敷市内外から約100人が参加しました。講師には、雑誌オセラの編集顧問で、『岡山弁JAGA!』などの著作や映画「釣りバカ日誌18」の方言指導でも知られる青山融さんを迎えました。講座では、まず、玉島ゆかりの抽象画家坂田一男の手紙に書かれている岡山弁を紹介しながら、坂田一男が、どんな岡山弁を使っていたかなどを推測しました。また、「何々をしなさい」の「しなさい」という言葉は、備前地域では、「せられ~」備中地域では、「しね~」美作地域では、「しんちゃい」と地域ごとに使い方が違うことや、「いい天気」を「え~天気」と言うように岡山弁に見られる二重母音の変化や訛り方の法則などについての解説がユーモアたっぷりに行われました。なお、次回の講座は、5月9日(日)で、岡山弁の単語やフレーズを中心に「おもしろい話」や「語源のあれこれ」などについて話される予定です。




